Pre-war Guitars Co. Model-HD (2017)

 

CONDITION:
NEW
TOP:
Torrefied adirondack spruce
SIDE   BACK:
Brazilian Rosewood
FINGER BOARD:
Gabon Ebony
BRIDGE:
Gabon Ebony
NUT WIDTH:
44.5mm
BRACING:
Scalloped X-Bracing(Forward Shifted)
PICKGUARD:
Tortoise
SCALE:
645mm
BINDING:
Tortoise
TUNER:
Waverly 4076 Relic
CASE:
Harptone Case
OTHER:
Distress level 2

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ブラジリアンローズウッドサイドバックのModel HD!!
戦前の1937年製、オリジナルヘリンボーンのD-28を再現したモデルです。
(スペック)
トップのサウンドボードとブレーシングは、トリファイド加工のアディロンダックスプルースです。
ヴィンテージのルックス、サウンドに近づける為に、熱処理を施した特別なアディロンダックスプルースが使われています。
細かなトップのウェザーチェックに加え、サウンドホール回りのストロークの跡、サウンドホール内側の磨耗、ピックガード周辺の引き傷など、長年の愛用によって、綺麗に弾き込まれたヴィンテージギターの雰囲気が演出され、迫力のある顔をしています。
トップ外周のヘリンボーンは、PRE-WAR GUITARSの特注で、サイズ感をオリジナルに忠実に再現した寄木が使われています。パターンが、大きすぎず細かすぎず、中間の絶妙のサイズで、細部がよくなることで、雰囲気抜群です。
サイドバックはブルージーで材を選んだブラジリアンローズウッドです。素直な杢目で、ダークで黒いブラジリアンローズウッドが使われています。照明を浴びると赤黒い杢目が浮かび上がり、とても魅力的な個体になりました。
ネックも、厳選された良質な材で、縦ストライプが美しく、梨肌のような杢目で密度の高い、ヴィンテージライクな良質のホンジュラスマホガニーが使われています。
30年代を思わせる、角ばったスマートなヘッド形状で、素直な柾目の赤いブラジリアンローズウッドのヘッドプレートの雰囲気抜群です。
ヘッドのウェザーチェックや、細かな使用感に加え、チューナーは、ウェバリーのバタービーンつまみののオープンバックタイプ。レリック仕様のレトロなペグが、とても自然にはまっています。
指板&ブリッジには、良質なガボン産の真っ黒いきめ細かなエボニーが使われています。
工房で、オリジナルで切り出される、ダイヤモンドインレイも味わい深く、黒い指板に涼しく輝きます。
オリジナル製作のピックガードも雰囲気抜群で、マーブルな模様と落ち着いたブラウンの色合いがリアルで、鼈甲ピックガードが、トップのカラーとピッタリはまり、このレトロな顔は見事です。
細部のディテールもリアルで、1937年のネックシェイプや、細いネックヒールなど、こだわりが感じられます。
ボディ内の、サイドの割れどめの茶色いリボンや、フォアードのXスキャロップブレーシングの、Xの位置のニカワが染み込んだ布の感じなど、ヴィンテージギター好きには嬉しい、非常にマニアックな仕上がりです。
(エイジド加工について)
エイジド加工のレベルは1,2,3,4とあり、数が増えるほど、ダメージの段階がヘビーになっていきます。
ダメージ加工は、PRE-WAR GUITARSの作り出す、枯れたヴィンテージサウンドにとって重要な要素です。
ベースとなるレベル1から、極薄のフィニッシュに、自然なウェザーッチェッキングを施すことで、
塗装表面の張力を緩和して、より奔放で、開放的な自然な反応、ウッディで枯れたサウンドを得ることができます。
プリウォーギターを弾いていただくと、楽器が自由に呼吸することを感じられると思います。
このギターのダメージレベルは2のWell loved,well playdです。
レベル1の細かなウェザーチェッキングが走った経年したような極薄の塗装に、生涯にわたって愛用された、使い込まれたヴィンテージのような、貫禄のあるルックスです。

ナット幅は44.5mm。ハイポジションに向かって厚みを増す、優しめのVシェイプ。
伝統的なダブテイルジョイント。接着にはニカワが使われ、塗装は極薄のニトロセルロースラッカーです。薄い塗装が、木に馴染んだ風合いで、ややマッドな仕上げなので、新品を持っている感じがしません。握りやすいヴィンテージMARTINスタイルのマホガニーネックも、サラサラと手に馴染みやすく、良い感じです。

貫禄のあるルックスにふさわしく、出てくるサウンドも素晴らしいです。
今まで新品のギターではなかった、ヴィンテージそっくりなスムーズな反応です!!
PRE-WARのギターは、枯れた質感が特徴的で、今一番ヴィンテージギターに迫った音を出していると思います。ウッディで、太い出音に加え、戦前のオールドに感じる、木材が引き締まった質感、すっきりと乾いた澄んだ響きを、新品で出している、驚きのクオリティは、ヴィンテージ好きにも、ルシアーギター好きにもオススメです。

1936、1937年ごろのプリウォーの枯れた太い出音に、ガラスのような澄んだ響きが感じられました。
ハイポジションの伸びやかなサスティーン。低音のゴーンという鐘のような響きと、中高域の暖かくどっしりと深い感じ、プレーン弦の1、2弦の力強さといい、まさに黄金時代のオリジナルD-28の質感です。

極薄のフィニッシュで、細かいウェザーチェッキングを施したこの素晴らしい外観、熱処理された特別なアディロンダックスプルースの抜けの良い音、ニカワ接着によるオープンでしなやかな自然なサウンド。現代の技術で、ようやくここまでヴィンテージギターに近い物が再現出来るようになりました。