Martin 1-45 Conversion By Merrill (1898年以前)

 

CONDITION:
EXF
TOP:
Adirondack Spruce
SIDE   BACK:
Brazilian Rosewood
FINGER BOARD:
Ebony
BRIDGE:
Ebony
NUT WIDTH:
46.3mm
BRACING:
Scalloped X-Bracing
PICKGUARD:
SCALE:
632mm
BINDING:
Ivoroid
TUNER:
Golden Age
CASE:
Hard Case
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BLUE-G
ブルージーコーポレーション
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貴重なニューヨーク刻印時代のアンティークMARTINを、
ジム・メリルがコンバージョンした、美しい1-45モデルです。

1900年代の初頭、1904年から1919年にかけて、6本しか作られていないレアモデルの1-45!!
当時の45モデルは、象牙のピラミッドブリッジと、ペグボタンにもインレイが施された、
とても上品で豪華なスペックでした。
MARTINのシリアルナンバーが始まる1898年以前の、1-21モデルを母体に、
メリルがリトップして、45スタイルにコンバージョン。
ヘッドのトーチや指板、ボディに施されたインレイワークも素晴らしく、
ブラジリアンローズウッドのサイドバックも魅力的なルックスです。

トップ材は、杢目の細かく詰まったアディロンダックスプルース。
色白のクリーミーなトップに、鮮やかなアバロンインレイが印象的です。
ロゼッタのリングも味わい深く、中央のリングには、細かなのアバロンのピースが並んでいます。
ソリッドインレイならではの手作り感があり、アバロンの脇を黒白パターンのセル、そしてウッドのパーフリングが加わり、
とてもレトロな仕上がりです。
トップ外周のボーダーインレイも、ウッドの縁取りがあるために、とても上品な色味になっています。
アイボロイドのボディバインディングがキリッと雰囲気を締め、シンプルな装飾がとても上品で、マーチンらしい古典的で魅力的なルックスです。

象牙を使ったピラミッドブリッジも気品があり、両サイドの山の形も小さくシンプルな形状で、ブリッジの象牙色が入るだけで、ギターの顔がとても明るくなります。
ブリッジピンは、アイボロイドに大きなアバロンドット。大きなインレイがさまざまな表情で輝き、存在感があります。

サイドバックは、黒く柾目のブラジリアンローズウッド。
赤褐色の深い色味は、照明を受けた時の肉眼で見る美しさは格別で、古材ならではの魅力的な杢目が流れています。
サイド板に、ノコギリの引き跡が確認でき、ハカランダの原木の丸太を輸入して、MARTINの工房でノコギリを引いて板にしていた、古い材ならではの特徴を見ることができます。

ネックは、ギター材としてマホガニーが普及する前の時代で、スパニッシュシダーです。
ネックヒールの細いカーブ、ヒールキャップ向かって、綺麗に跳ねていくラインなど、職人の丁寧な手作りの仕事が見受けられます。
ネックとヘッドは、グラフティッドジョイントで、ネックとヘッドを組み込む、精巧な木工作業で作られています。

小作りなスロテッドヘッドも雰囲気抜群です。
四角いスロット部分の、内部の仕上げが丸く立体的で、角度をつけて眺めて、どこから見ても視覚的に美しいように仕事が施されています。
オリジナルのヘッドを活かして、複雑なパターンのトーチインレイが施されました。
メリルのハンドカットの、細かなピースは、ディテールを大事にしていて、すばらしい質感です!!

ペグは、ゴールデンエイジのレプリカチューナーを採用。
1900年代初頭の雰囲気になるように、ペグポストとギアの並び方が普通と逆に取り付けています。

ペグボタンも特徴のひとつで、当時のスタイルを再現するため、OGAWA INLAY CRAFTさんに特注。
ヴィンテージのデイテールにこだわった、小川さんならではのインレイワークです!
この繊細な装飾のペグボタンが加わり、古いスタイルのヘッド形状と、美しいトーチインレイの、
欲しかったルックスが再現されました!!

指板は黒いエボニーで、ポジションマークが、3フレット目のスロテッドダイヤモンドから始まります。
これも、当時のスペックを再現しています。
スノーフレイクスの柔らかな形状、とくに、12フレット目の、キャッツアイに挟まれた、中央のインレイの丸みのある仕上げは、
メリルならではだと思います。

サウンドホールから見える、バックセンターのスタンプは、C.F.Martin&Co New_York

100年以上前のアンテークMARTINを元に、1-45の再現をするプロジェクトとして動き出し、
ジム・メリルの素晴らしい技術と、OGAWA INLAY CRAFTさんの協力で、素晴らしいギターが完成しました。

ギターが軽く、ナイロン時代のMARTINならではの、オープンな鳴り。
ライトゲージ対応で、力強いウッディなサウンドは、シルキーで反発力があり、明るく華やかな倍音感が爽やかに広がります。
ヴィンテージが、一度生まれ変わった印象で、枯れた反応がありながら、瑞々しく潤いのあるリバーブに包まれます。
あたたかく、とても自然な響きは、MARTINの戦前の作り方を模範とした、ハンドメイドにこだわる、メリルならではの完成度です!!

ソリッドアバロンの明るくシルキーな輝きと象牙のピラミッドブリッジの光沢感。
レトロなスロテッドヘッド&12フレットの古風なルックス。ヴィンテージ写真集に収まってる様な素敵なMARTINです。