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Martin 5-18 (1923)

¥825,000. (税抜¥750,000.)HOLD

CONDITION:
EX+
TOP:
Adirondack Spruce
SIDE   BACK:
Mahogany
FINGER BOARD:
Ebony
BRIDGE:
Rosewood
NUT WIDTH:
45mm
BRACING:
Original Fan Bracing
PICKGUARD:
None
SCALE:
543mm
BINDING:
Wood
TUNER:
Original Open Gear
CASE:
Hard Case
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BLUE-G
ブルージーコーポレーション
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珍しいスロテッドヘッドの23年製5-18!
この小ぶりなモデルは、40年代後半〜60年代前半あたりに生産本数が集中していますが、プリウォー品は非常に珍しく、23年は僅か2本のみの生産、前後の20年代前半でも、一桁の生産本数であったり、場合によっては生産されていない年度もあり、この年代の5-18はとても希少です。

Martinでは1840年代〜1850年代に、だんだんとボディサイズがシステム化されており、ボディサイズが12.75インチの「1」が最大サイズで、2、3、4と小さくなり、「5」が最小サイズでした。
その後、だんだんとボディが大型化され、13.5インチサイズの「0」の導入、後に14.125インチサイズの「00」を導入し、15インチサイズの「000」が導入されたのは20世紀になってからとなります。

この「5」サイズは、ミニギターのように捉えられるかもしれませんが、ドイツの伝統的な「テルツ」ギターが発祥とも言われており、テルツ(Terz)ギターとは、通常のギターよりは1音半高く調弦された小振りなギターで、1810年~1820年頃に大変流行しておりました。

5-18は、1898年という早い時期にマーティン社の文献に掲載され、チューニングは、標準のレギュラーチューニングや、4度高い(5フレット高い)レキントギターのチューニングで演奏されることもありますが、恐らくスケール長などから、1音半高く(3フレット分高くし、6弦がG音)テルツギターのチューニングで調弦すると、小柄なボディでありながらも、豊かな音量、そして遠達性を備え、楽器が生き生きと鳴ってくれます!


今回入荷の23年製5-18は、100年以上前の生産ですので、各部に修理や調整箇所はありますが、比較的に良く残った個体で、この小さなサイズながらも、ボリューム感のある明るい音色で、余韻豊かなトーンが楽しめる楽器です。

トップは明るい色に焼けた美しいアディロンダックのスプルース、サイド&バックには木目が緻密で良く整ったマホガニーと、オーソドックスな18スタイルのウッドマテリアルです。
20年代ですのでピックガードはオリジナルで無く、バインディングもウッドのアンティークな風合いです。このバインディングのトリムやサウンドホールのパーフリングも、よく見ると細い木材を組み合わせた丁重な造りで、非常に味わい深いルックスとなっております。
シンプルな長方形のレクタングラーブリッジはレトロな雰囲気ですが、オリジナルのエボニーからローズウッドで作り直され、交換されております。

スマートなヘッド形状のスロッテッドヘッド、ハカランダのヘッドトップにはブランドロゴが無く、ヘッド裏に刻印が有るスタイルで、オリジナルのペグも、ギアの下にツマミのシャフトが出るレトロなスタイルです。
ナット幅45mmのネックはこの時期らしい幅広なVシェイプのネックグリップ、指板には木目の出たストライプドエボニーで、5、7、9フレットに入るパールドットのインレイは、だんだんと小さくなる、なかなか洒落たスタイルです。

こちらは入荷時にネックのリセットを施し、ナットもオリジナルを尊重してエボニーで製作、フレットもオリジナルのバーフレットを残して、うまく調整しており、現状で演奏し易くセットアップしております。
トップはオリジナル塗装が残りますが、バックには少し大きめなクラックの修理跡があってタッチアップされ、ネック裏には全体に若干オーバーラッカーが吹かれております。

このような小柄なギターで、トップのブレーシングも古いファンレーシングですが、サウンドはとてもしっかりとしており、余韻が美しく、マホガニーのあたたかい倍音が優しく広がるギターですので、部屋でぽろぽろ弾いたり、アルペジオの弾き語りにぴったりです。

一般的なレギュラーチューニングにすると、テンションがやさしくリラックスした音色で鳴ってくれますが、3音上げのチューニングにすると、やはり本領発揮という感じで、はじけるような明るい音色になります!

よくこなれた、ヴィンテージらしい乾いたサウンドを、いつでも身近に楽しめるギターで、とても味わい深いルックスと共に、オススメの個体です!
非常にレアな個体でもありますので、この機会に、是非味わってみてください!