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Gibson L-Century (1938)

¥1,760,000. (税抜¥1,600,000.)

CONDITION:
EX++
TOP:
Adirondack Spruce
SIDE   BACK:
Figured Maple
FINGER BOARD:
White Pearloid ( Diamond Pettern Inlay with in rosewood rectangles)
BRIDGE:
Brazilian Rosewood
NUT WIDTH:
45mm
BRACING:
Original X-Bracing
PICKGUARD:
Original
SCALE:
630mm
BINDING:
White
TUNER:
Original
CASE:
Chip Board Case
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BLUE-G
ブルージーコーポレーション
03-6273-7585
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その個性的なルックスが目を惹き、ヴィンテージアコースティック好きの方に人気が高いL-Centuryが入荷しました!

シカゴ市制100周年を記念して「シカゴ万国博覧会」が開催された1933年に発表されたスペシャルモデルL-Centuryは、指板のパーロイドを用いた装飾が特徴的で、個性的なモデルが多く存在するギブソンの中でも独特な存在感を放ち、制作期間の短さと、この特徴的な仕様から製作本数も少なく、貴重なヴィンテージとしても有名です。

一般的には1933年から1939年までの数年間に少数のみ製作され(1940年と1941年にも極少数の出荷履歴が有ります)、年式によって仕様の違いもありますが、今回入荷はネックブロックのシリアルナンバー(FONナンバー)が掠れて消えかかっておりますが、微かに判別できる箇所や、各部の仕様から1938年製造と判断しております。
1933年に登場したL-Centuryは、最初期にはハート&フラワーインレイの凝ったデザインのレアなスタイルが存在したり、最後期にはヘッドトップにパールの入っていないデザインになったりもしますので、この1938年製ですと、指板のインレイパターンはポピュラーなダイヤモンドのタイプとしては比較的に後期の年式となります。
最初期よりもやや明るめなサンバーストや、優しめな握り心地のネックグリップなど、ギブソンの30年代後期らしい特徴が見受けられるのも面白いところです。


トップは、杢目の詰まったアディロンダックスプルース。
周りの濃いブラウンカラーが狭くなり、ブリッジ周辺の明るい色味が広くなった後期のバースト感で、経年で塗装が痩せ、バリバリと入ったウェザーチェックなど、いかにもヴィンテージらしい渋い表情です。
フャイヤーストライプ柄のオリジナルピックガード、サウンドホールにはシンプルな白黒白のロゼッタ、バインディングは後期のシングルバインディングで、シンプルなストレートブリッジにロングサドル、エンドピンは以前にPU取付されていたようで、現在はエンドピンジャック穴跡に太めなエンドピンが取り付けられております。

サイド&バックは、同時代のアーチトップを思わせてくれるような、杢目の出たメイプル材が使われており、特に6弦側のサイドは太めな美しいフレイムの杢目が出ております。
他も、細かなフィギュアドの杢が程良く走り、淡く鮮やかなサンバーストのカラーから、フィギュアドの杢目がキラキラと浮かび上がる素晴らしいルックスです。

戦前のギブソンらしいVシェイプのマホガニーネックは、幅広でガッチリとしていながらも、30年代後半はやや優しいグリップ感で意外と握り易く、ネックヒールが華奢で細身な感じもヴィンテージならではの造りで、フィニッシュも高級機種ならではの、ネック裏やヘッド裏、ヘッド脇までもサンバースト仕上げの凝った仕上がりが、とても味わい深いネックです。

テーパーのついたヘッドは、現代のスタイルと比べるとストレートなラインで小ぶりなヘッドストック。
パーロイドのヘッドプレート外周には、太く存在感のある黒いパーフリングとホワイトのバインディング仕様、ブラジリアンローズウッドのウッドインレイには、パールでスクリプトのGIBSONロゴとスロテッドダイヤモンドのインレイ、ロッドカバーも美しいパーロイドで、ペグはウェーバリーのオープンギアに交換されており、ペグブッシュも大きめなタイプに交換されております。

指板も豪華なパーロイドに、細く黒いラインとホワイトのバインディングがクッキリと縁どります。
ブラジリアンローズのウッドインレイに、菱形を組み合わせた規則的なインレイが施され、この機種ならではの歴史を感じさせてくれるルックスです。

サウンドも繊細で、とてもきらびやかな明るいトーン!
軽くコードをストロークするだけでも、戦前のギブソンらしく、小柄ながらも太くウッディでストレートな音が、前に飛び出すます。
やはり30年代のメイプルモデルは粒立ちが良く、スウィートで爽快な響きが心地よく、倍音感が豊かでまろやかさを持つサウンドには気品が有り、洗練された独特のトーンが堪能できるギターです。

ヴィンテージらしく痩せた塗装に細かな弾き傷や打コン、ウェザーチェックなどが入った渋いルックスで、ピックガードの内側にサウンドホールからブリッジにかけてのクラック修理があり、ボディ内に割れ止めが付けられて修理されております。
ネックヒールにはストラップピンを取り付けたネジ穴の埋め跡が数カ所あり、エンドピンジャック跡の修復やペグの交換も有ります。

その他、リフレットやナットとサドルは交換されており、入荷時にはネックまわりのセットアップしておりますので、現在の演奏性は良好です。
付属のハードケースはノンオリジナル ですが、レトロな雰囲気のチップボードケースが付属しております。

経年での渋くレトロな風合いに、このゴージャスな仕様を持つ装飾が独特な風合いを醸し出す逸品!
眺めても良し、弾いても楽しく、レアで有名なモデルですので、気になる方は、是非この機会にご検討ください!