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Martin C-2 Conversion (1931)

¥2,750,000. （税抜¥2,500,000.）

CONDITION：
EX+
TOP：
Adirondack Spruce
SIDE   BACK：
Brazilian Rosewood
FINGER BOARD：
Ebony
BRIDGE：
Ebony
NUT WIDTH：
44.1mm
BRACING：
Scalloped X-Bracing(Forward Shifted)
PICKGUARD：
Tortoise
SCALE：
642mm
BINDING：
Ivoroid
TUNER：
Grover
CASE：
Hard Case
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BLUE-G
ブルージーコーポレーション
03-6273-7585
blue-g@blue-g.com

営業時間（月曜定休）
11：00～19：00

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MARTINの1931年製のアーチトップモデルC-2を、グレーベンがOM-28スタイルにコンバージョンしたカスタムギターです!!

グレーベンの顧客から、古い1931年製のC-2が持ち込まれ、ヴィンテージのアーチトップから、フラットトップの楽器に生まれ変わりました。
このプロジェクトにあたって、トップ材には、グレーベンが10年以上ストックしていた、木目の詰まった上質な古材のアディロンダックスプルースが使われています。
ブレーシングにも、1800年代後半の、古材のシトカスプルースが使われました。アラスカの橋の支柱から、切り出されたもので、フォアードXのスキャロップブレーシング。メイプルのスモールサイズのブリッジプレートなど、30年代のMARTINを意識した作り込みです。

元々の丸いシェイプの、ボディのラインもとても古めかしく、ヘリンボーンのトップトリムにアイボロイドのバインディング仕様。ロゼッタの装飾や、べっこう柄のピックガード、ブリッジの質感など、グレーベンのテイストも加わり、黄色く日焼けした風合いのエイジングトナーのレトロな良い顔をしています。

ゴールデンエラ期の高級モデルだけあって、サイドバックに使われているブラジリアンローズウッドが素晴らしく、赤黒い褐色の色味といい、黒い縞模様の走る、魅力的なルックスです。特に裏板の中央部分、蜘蛛の巣のような、特徴的なスパイダーウェイブの模様が印象的です。
オリジナルのマホガニーネックの質感も素晴らしく、ヘッドの美しさも際立っています。
ダークなブラジリアンローズのヘッドプレートに、白い上品な輝きのMARTINの縦ロゴ。ウェザーチェックや、細かなダメージ感が、とても色気のあるヘッドです。
ヘッド裏のスタンプや、ペグの取り付け位置が高いこともあり、30年代初頭の特徴的なスペックが味わえます。
オリジナルのバーフレットのエボニー指板には、ファンシーなポジションマークが色あざやかに輝きます。

コンディションの良い、C-2が母体で、元々のサイドのクラック補修とタッチアップはありますが、
グレーベンが、トップを張り替え、ペグをオープンバックのグローバーに交換。
入荷後、バーフレットを弾きやすく調整をし、演奏製も快適です。
ボディ、ネックともにコンディション良好。1931年製のヴィンテージギターの味わいを、新品のような感触で楽しめるギターです。

ナット幅44.1mm。
トップのオープンな反応が気持よく、粒だちの細かな、美しい倍音がはなやかに広がります。
サイドバックの反応は、よくほぐれたヴィンテージギターの懐の深さを感じます。
フレッシュな高音のきらびやかさが印象的で、若い瑞々しいテイストと、枯れたあたたかい余韻が同居したユニークな楽器。
澄み切った、カーンと冴え渡る、音像の大きなサスティーンは、やっぱりヴィンテージらしいです。

母体となったオリジナルのC-2は、OOOサイズのアコースティックアーチトップモデルとして1931に誕生。丸いサウンドホールのモデルとして104本作られました。白黒パターンのバインディングやバックストライプのジグザグパターンなど、後のD-28のデザインの元祖となったモデルです。1934年にはFホールのモデルへマイナーチェンジして163本製作。1942年に生産終了となった非常にレアなギターです。
1934年のカタログではOOO-28が僅か＄90、OOO-42モデル＄115だったのに対して、C-2の当時の価格は＄125です。
製作の手間ひまもフラットトップ以上に掛かったでしょうが、当時のカタログのなかでも、高級品として、上質な木材が使われていました。
ヴィンテージMARTINの魅惑的なブラジリアンローズウッドのボディ、バーフレット仕様のオリジナルマホガニーネックなど、ヴィンテージの素材を活かして、OM-28スタイルにコンバージョンした、魅力的なカスタムモデルです。
このモデルを、グレーベンが古い材を使って製作した、OM-28カスタムモデルととらえても、とても魅力的な楽器だと思います。
弾き心地の面白さ、トーンの豊かさを、ぜひ体感していただきたいギターです。ぜひ、この機会にお試しください。