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Gibson HG-00 (1937〜42)
¥880,000. (税抜¥800,000.)
- CONDITION:
- EX+
- TOP:
- Spruce
- SIDE BACK:
- Mahogany
- FINGER BOARD:
- Brazilian Rosewood
- BRIDGE:
- Brazilian Rosewood
- NUT WIDTH:
- 48mm
- BRACING:
- Original X-Bracing
- PICKGUARD:
- Fire Stripe
- SCALE:
- 630mm
- BINDING:
- White
- TUNER:
- non-original
- CASE:
- Non Original Hard Case

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L-00のハワイアンヴァージョンとして登場したレアなHG-00!
Gibsonスモールボディの中では人気の高いL-00は、その後のLGやB等とは違うやや下膨れなボディスタイルやアンティークな色合いのサンバースト、レトロな風合いのファイヤーストライプのピックガードなど、戦前スタイルらしい渋いルックス、そして小柄ながらもよく鳴るサウンドなどからも人気の高いモデルですが、その姉妹モデルでハワイアンギターとして発表され、1937年から1942年までの僅か数年間のみ生産されたHG-00は、それほど知名度が高いモデルではないかもしれません。
基本的には膝の上に寝かしてスライドギターを弾くラップスティールギターとして設計されておりますので、12フレットジョイントで太いナット幅のネック、オクターブピッチを考慮していない為、ブリッジサドルは斜めにスラントせずに弦と直角に取り付けられ、ブレーシングもゴツく頑強な造りで、弦高も高めになっている等のスペックが特徴です。
勿論、そのままですと普通に弾けないのですが、各部を調整、加工して普通のギターのようにして弾けるようにすると、ある意味ではL-00の12フレットジョイントのヴァージョンとも言え、この12フレットジョイントらしくL-00よりも甘く暖かなトーンを持つHG-00は、カントリーブルース系の弾き手の方やレトロなトーンを好む方にマニアックな人気が有るモデルです。
今回入荷のHG-00は、ネックジョイントにFON (Factory Order Number )のスタンプが無い為、正確な年式は不明ですが、バーストの濃い色合いがやや淡く若干木目が透けて見える明るめなバーストで、ネックグリップが30年代の太いVシェイプではなくガッチリとした極太のラウンドネックで、FONのスタンプも無い頃ですと、恐らくHG-00としては後期の40年代に入った頃の個体ではないかと思います。
このやや淡いバーストは、フィニッシュが経年で痩せてビッチリと入ったウェザーチエックなどからも、かなり渋くレトロな風合いで、ピックガードもファイヤーストライプの戦前スタイルで、レクタングラーのブリッジにはロングサドルと、いかにも戦前のギブソンらしいスタイルのギターとなっております。
このブリッジサドルも、スラントしていなハワイアンスタイルですが、サドルのトップをスラントさせてピッチを取れるように作り直されて交換されておりますので、通常のギターのように抱えて演奏ができるようなセットアップになっております。
サイド&バックはマホガニーで、マホガニーブラウンのアンティークなカラーが渋く、この時期ではバックに白いバインディングが入り、クリーム色に焼けた風合いが、このシンプルでウッディなマホガニー材の雰囲気とマッチしております。
ヘッドは戦前スタイルのザクッと切り取られたような無骨に見えるヘッドシェイプで、シンプルなブラックフィニッシュにヘッドのブランドロゴは白のスクリプト、高い位置のトラスロッドカバーにチューナーは交換されておりますが、アンティークなスタイルでレプリカされた3連のオープンバックが付いており、このレトロなスタイルのヘッドにマッチしております。
バインディングの無い指板はブラジリアンローズウッドで、ポジションマークはシンプルなパールドット、ナット幅が実寸で約48mmと幅広で極太のラウンドシェイプとなり、この無骨な極太のネックとは対照的な可愛らしい小さなネックヒールが戦前らしいスタイルです。
この太いネックで12フレットジョイント、そしてヴィンテージらしく枯れたボディからのトーンは、この小さなサイズからは想像できないような野太いサウンドを持ち、ヴィンテージらしい繊細で敏感なタッチ感を持ちつつ、腰が強く伸びやかなトーンが心地良いギターです。
極太ネックで、弾くにはなかなか気合が必要ですが、ギターを抱えてチューニングをするだけでも、耳に飛び込んでくるトーンは芳醇で暖かく、それでいて指でポロポロ弾くだけでもピッキングの強弱が敏感に音に現れるようなダイナミックなトーンは年を経たヴィンテージギターならではの響きです。
元がハワイアンモデルなので、ブリッジサドルやナットは交換されて、通常の演奏ができるようにセットアップされており、交換されたチューナーは、見た目はレトロなレプリカパーツですが動作は問題無く、トップローエンドの1弦側縁近くと6弦側の縁すぐ脇に大きめな傷が有りますが、その他の木部の状態は良好で、この太いネックを扱いこなせるようでしたら、このモデルとしては演奏性は抜群で、ブルースだけに限らず、いろいろな使い方が出来そうな良いスモールギターです。
付属のケースはノンオリジナルですがハードケースが付属し、全体的に細かな打コンや塗装痩せからのウェザーチェックが入っておりますが、それだけにヴィンテージらしい渋い表情を持ち、ヴィンテージの渋いトーンを楽しめるギターをお探しでしたら、是非お試し下さい!
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