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Gibson LG-2 3/4 (1958)

¥605,000. （税抜¥550,000.）

CONDITION：

EX+

TOP：

Spruce

SIDE   BACK：

Honduras Mahogany

FINGER BOARD：

Rosewood

BRIDGE：

Rosewood

NUT WIDTH：

40mm

BRACING：

Ladder-Bracing

PICKGUARD：

Original

SCALE：

578mm

BINDING：

White

TUNER：

KLUSON

CASE：

Non Original Hard Case

		≪ 購入・お問い合わせ ≫ BLUE-G ブルージーコーポレーション 03-6273-7585 blue-g@blue-g.com 営業時間（月曜定休） 11：00～19：00

小柄で可愛いLG-2 3/4サイズの1958年製！

俗に「スリークウォーター」などと呼ばれるギブソンの小柄な3/4サイズのモデルは、50〜60年代辺りの色々なモデルで見掛け、エレキですとレスポールJrやメロディーメーカーが有名で、少しひっ潰れたようなアンバランスなルックスがファニーで可愛いと個人的には思うのですが、やはり今回入荷のフラットトップのLG-2やアーチトップのES-140、ES-125Tなどは、通常サイズのモデルをコンパクトにしたような、ミニチュアモデルのような愛らしさが有り、眺めているだけでも楽しいギター達です！
とは言え、50年代のギブソン製のギターですので、鳴らした時の響きや手にした時の質感など、古いギブソンらしさをもシッカリと持ったギターですので、多くのギブソンファンから愛される人気の高さも頷けます。

このLG-2 3/4は、通常サイズのLG-2が登場した1942年から数年遅れて、1949年より登場した小柄なヴァリエーションモデルで、ボディサイズが12 3/4インチ、スケールが22 3/4インチですので、感覚的には近年のミニギターと呼ばれるサイズ感に近いと思います。
この小柄なボディは、スプルースのトップにマホガニーのサイド＆バックと定番の組み合わせですが、ブレーシングがラダーブレーシングという辺りが独特で、同じくラダーブレーシングのLG-1の鳴りを、より強調したような個性を持ったモデルでもあります。

このモデルの位置付け的には、スチューデントモデル等の入門機や子供向けのような扱いになるかと思いますが、それでもこの時代ですので、扱われる木材は木目の詰まった良材が用いられ、トップのサンバーストの色合いも周りのブラウンの濃い所が細く、中央の黄色味もやや暗く落ち着いた50年代後期らしい表情なのが面白いところです。
この渋いサンバーストの色味に小ぶりなサウンドホール、そこにベッコウ柄の小さなピックガードが合わさり、ブリッジはシンプルなレクタングラーという、なかなか趣ある顔付きです。

ヘッドは、黒いヘッドトップにシルクスクリーンのGibsonロゴ、チューナーは3連クルーソンのシングルラインで白い丸ツマミ、バインディングの無いローズウッドの指板にはシンプルなパールドットのポジションマークと、LG系やJ-45などでお馴染みのスタイルで、小さなサイズだからでしょうかネックグリップはナット幅が40mmという細い握りで、感覚的には60年代後半のナローネックのようなグリップ感です。

このナット幅が狭い握り易いネックにスモールサイズのマホガニーボディですので、ジャカジャカとストロークすると気持ち良いサウンドで、レスポンスが早く、マホガニーらしい綺麗な音抜け感も素晴らしい響きです。
また、自宅で寛いでいる時、フィンガーでポロポロと弾くにもとても良いヴィンテージだと思いますし、バンドのフロントマンがステージで使うギターとしても面白いと思います。

状態等は、全体にバリバリとウェザーチェックが入ったヴィンテージ らしい顔付きで、古い時期かと思いますが軽くオーバーラッカーが全体に吹かれていますが、それがまた馴染んで渋い表情になっております。
木部の状態は、トップの1弦側指板サイドとピックガードの両脇にクラック修理が有り、バックのセンターシーム剥がれも修理しており、ブリッジ浮きのも修理した跡がブリッジ周りに多少見受けられます。
ネック周りでは、リセットやリフレット、ナットとサドルの交換など、フルでセットアップされておりますので演奏性は良好で、けっこう演奏性が厳しい個体も多いこの機種としては弾き易い状態になっており、付属のケースはノンオリジナルのハードケースとなっております。

見て眺めてみても、気軽にジャカジャカ弾いても楽しいギターで、スモールボディで良いヴィンテージお探しの方にはとてもオススメの１本です！