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Gibson J-160E KS EB (2015)

¥726,000. (税抜¥660,000.)

CONDITION:
EX++
TOP:
Thermally Aged Sitka Spruce
SIDE   BACK:
Mahogany
FINGER BOARD:
Rosewood
BRIDGE:
Rosewood
NUT WIDTH:
43.8mm
BRACING:
Original Bracing
PICKGUARD:
Original Antique White
SCALE:
628mm
BINDING:
ivory
TUNER:
Original
CASE:
Original Hard Case
OTHER:
Dual Pick Up System (P90 & L.R.Baggs Lyric)
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BLUE-G
ブルージーコーポレーション
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斉藤和義氏のGibsonシグネチャーモデル第二弾「Kazuyoshi Saito J-160E」!

2013年の登場時に大きく話題となった「Kazuyoshi Saito J-45」に続き、2015年に登場した「Kazuyoshi Saito J-160E」の中古品が入荷しました!
この「Kazuyoshi Saito J-160E」は、斉藤和義氏のGibsonシグネチャーモデルとしては2機種目のモデルで、発売当初は初期入荷分で100本、翌2016年に入って50本入荷のトータル150本限定生産となっておりました。

斉藤和義氏のアコースティックギターと言えば黒いJ-45が断トツに有名ですが、第二弾のモデルにJ-160Eを選ぶ辺りはなかなかマニアックなセンスで「らしい」感じがし、実際に登場したこのモデルのスペックを見ると、かなり本気度の高い実用的なスペックになっており、ルックスだけでなく「使える」スペックを狙って仕上がっているのに驚きます!

ヴィンテージのオリジナルJ-160Eは、1951年に登場した初エレアコとも呼ばれるCF-100Eに続いて1954年に登場しており、J-45などで有名なラウンドショルダーのボディにエレキのP-90ピックアップをブチ込んだかのような、当時としては斬新のようで強引にも見えるスタイルのモデルでしたが、ビートルズが使用したことで、一躍音楽史に残る名機となりました。

元々のヴィンテージのオリジナルJ-160Eは、指板エンドとサウンドホールの間にP-90ピックアップが搭載され、その為かネックジョイントが通常よりも1フレット分外側にズレた15フレットジョイントとなっており、こちらもエレアコとして生鳴りを抑える為なのかトップ材は合板でブレーシングもラダーブレーシングとなっており、トップの端にはボリュームとトーンのノブも搭載されると言う、なかなか特殊な仕様のギターです。
このような仕様ですので、一般的なアコースティックギターの鳴りと比べると「鳴らない」ギターと言われますが、他とは違う唯一無二の「生鳴り」を持ち、それが独特な個性を持ってマニアックな人気を誇るギターでも有ります。

対して、今回入荷の斉藤和義氏のシグネチャーモデルは、アコースティックギターとしても「使える」ような生鳴りを求めて、トップ材には単板シトカスプルースにXブレーシングを採用し、更に熱処理により経年した状態を再現したサーマリーエイジドのエイジング処理を施す事で、生音でも豊かな鳴りを実現しております。
ブリッジも、オリジナルでは60年代ギブソンでは定番のアジャスタブルブリッジですが、このシグネチャーモデルではノン・アジャスタブルの一般的なボーンサドルを採用しており、こちらもよりアコースティック感の強い鳴りに貢献してると思います。

エレアコサウンドも、オリジナルのP-90ピックアップでは、元々エレキ用のピックアップですので、ノイズや音痩せ、各弦のバランスなど扱い辛い面も多いのですが、それはそれでJ-160E独特なサウンドを出力しております。
対してこの斉藤和義モデルでは、P-90サウンドはオリジナルと同様にボディサイドのアウトジャックから出力し、別系統でL.R.Baggs Lyricのピックアップシステムをエンドピンジャック仕様で搭載する事で、伝統的なJ-160Eサウンドを出力できつつも、別で現代的なエレアコ・サウンドも出力可能なスペックを採用しております。
このように伝統的なマグネットPUと現代的なPUシステムの2種類の出力が可能なので、出力はサイドジャックとエンドピンジャックに分かれますが、アンプ再生時においても多彩な音作りが可能な実用性の高いスペックとなっております。

ルックスや細部の仕様をみても、基本的にはオリジナルのJ-160Eのスタイルを尊重しつつも、Kazuyoshi Saito Signatureらしさが随所に見えるスペックとなっております。
ヘッド側から見ていくと、やや大柄なヘッドにはパールのGibsonロゴにクラウンインレイというトラディショナルなスタイルですが、トラスロッドカバーにはシグネチャーが刻まれた特別仕様となっております。

バインディングの入ったローズ指板にはオリジナルと同様にディッシュインレイが入り、マホガニーネックのグリップは、ジョン・レノンのミュージアムモデルに近い、ガッチリとしたラウンドシェイプのグリップ感となっております。

カラーは勿論、Gibsonの黒色、エボニーブラックカラーを極薄の塗りで採用しており、艶が有る仕上がりながらもペタッと木に馴染んだような質感はヴィンテージギターのような風合いで、アンティークに焼けたような風合いを持つクリーム色のピックガードやバインディングが良い味で合わさっております。

細かな所では、ネックヒール部に追加されたストラップピンなど、実際にステージで演奏するには必要なパーツは追加されており、P-90のコントロールはオリジナル同様にボディトップにVol & Toneがメタルトップの黒いハットノブで搭載されておりますが、別系統のL.R.Baggs Lyric用に、サウンドホールの内側に小さなVolコントロールも搭載されております。

ギブソンのアコースティックギターの中でも個性的なサウンドで知られるオリジナルのJ-160Eは、セミアコやピックギターのような、やや抑えられ、纏まった感じの鳴り方が特徴ですが、このギターは、よりレンジが広くて低音の音の太さもあり、ボリューム感やパワー感が感じられる、アコースティックギターらしい生鳴りを持っております。

生音でこのようなボディ鳴りの良い響きが魅力ですが、アンプを通したサウンドも上質で、P-90から出力されるトーンは伝統的な箱物のような、ジャズギター風のサウンドですが、L.R.Baggs Lyricからのトーンは、元々アコースティックのリアルなサウンドを持つと定評のピックアップシステムですので、広がり感の有る煌びやかで豊かなトーンを奏でてくれます。

このように、生のアコースティックギターとして弾いても、エレアコとしてアンプを通しても、はたまたセミアコやフルアコ等、箱物のエレキのように扱っても面白い、アコースティックとエレキギターの両方の楽しさを兼ね備えたハイブリットモデルとして見ても楽しいギターです!

単純にアーティストモデルとしてだけではなく、いろんな音作りのできるギターとしておすすめで、他では無い個性を楽しんで頂きたい一本です!

状態等は、黒色の薄い塗装ですので、塗装の痩せや細かな擦りキス等は経年で多少有り、トップの6弦脇に、何かを擦り付けたような、グイッとした凹みが目立ち、バックにもポツポツとした小さな打コンが多少有ります。

付属品等では、オリジナルのハードケースは付属しておりますが、他の認定書やグッズ類は欠品しております。

人気のアーティストモデルで、近年では出物も少なく、お探しの方は是非ご検討ください!