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Epiphone OLYMPIC (1935)
- CONDITION:
- EXF
- TOP:
- Spruce
- SIDE BACK:
- Mahogany
- FINGER BOARD:
- Rosewood
- BRIDGE:
- Rosewood
- NUT WIDTH:
- 43.5mm
- BRACING:
- Original
- PICKGUARD:
- Black
- SCALE:
- 648mm
- BINDING:
- Black
- TUNER:
- Original Open Gear
- CASE:
- Chip Board Case

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30年代、ニューヨークEpiphoneのオリンピック!
小柄ながらも、豊かな音量で非常に良く鳴る一本です!
エピフォンの黎明期、1920年代にバンジョーの製作で名を馳せていた頃、「Epiphone」のブランド名もスタートしたようで、その後の1928年頃には、当時人気の高まってきたアーチトップギターの製作もスタートさせ、30年代以降では、同じくアーチトップギターで名を馳せていたギブソンと覇を競うほどにもなっていきました。
この頃は俗に「ニューヨーク エピフォン」と呼ばれ、エンペラーやトライアンフ等の名機が登場し、多くの有名ミュージシャンに愛用されて人気を博しておりましたが、第二次世界大戦を挟んでだんだんと経営が悪化し、1957年にはギブソンに買収されております。
現在はGibsonのセカンドブランドとして、安価なモデルのイメージが強いEpiphoneですが、ギブソン買収後から60年代にかけてのギブソンメイド時期では特徴的な個性を持ったモデルも多く、TexanやCasino等の名機も誕生しましたが、やはりEpiphoneのアーチトップギターでは、現在でもニューヨーク エピフォン時期の人気が高くなっております。
本機は、そんなニューヨーク エピフォン時期の小柄なアーチトップギター、Olympicの1935年製です。
エピフォンの中ではエントリーモデル的な位置付けのオリンピックは、1931年の登場時には13インチのボディサイズでしたが、1933年には13-5/8インチと少し大きくなり、1935年には14-3/4インチ、1936年には15-1/4インチと、だんだんと大型化され、1949年には生産完了となっております。
この1935年製オリンピックは、14-3/4インチのボディサイズでスプルースの単板アーチトップにマホガニーでプレスのアーチバック、マホガニーのサイドというボディに、マホガニーネックにローズウッド指板というウッドマテリアルです。
サンバーストのカラーは、この少し前では、やや明るめで鮮やかな色味のバーストも存在しましたが、こちらは外輪も仄かに木目が透けるアンティークな茶色味がバーストする渋いサンバーストで、やや細身なFホールにシンプルな黒いバインディング、やや面長な黒いピックガード等と共に、素朴で落ち着いた風合いです。
ヘッドには黒いヘッドトップにマスタービルドのバナーロゴというデザインで、このバナーロゴは33年からこの年までの僅か数年だけの仕様で、見た目もお洒落な為に、非常に人気の高いデザインです。
ペグは3連でオープンギアに白丸ツマミ、長方形のプレートが特徴の、戦前のギターではよく見掛けるタイプです。
バインディングの無いローズウッド指板には、5、7、9、12フレットにシングルのパールドットインレイが入り、ネックグリップはナット幅が約43.5mm程でネック裏にややピークを感じる肉厚なソフトVシェイプですので、極太グリップが多いこの時期のヴィンテーシとしてはそれほど太くは無く、それでもガッチリとした感触がある握り心地です。
1935年製造という年式を考えると綺麗な状態で、パーツ類はテールピースが交換され、ローズウッドのブリッジも、弦が乗るローズウッドのサドル部分に、木材が追加されて加工されており、ネックヒール部の白いセルはオリジナルですので無理に修復せずに残しておりますが、かなり縮んでおります。
恐らく、以前にリフレットが施されているようですので、ネックの状態は良好で、現在は演奏性は問題ないセッティングとなっております。
この気楽に抱え易いギターを手にし、とりあえず軽くジャランっとストロークしてみると、その小柄なピックギターとは思えない豊かな音量の生鳴りに驚かれると思います!
小柄なピックギターらしく適度にレンジが狭くて鼻詰まり的な音ではありますが、古いラジオのような郷愁を感じさせるトーンが素晴らしく、尚且つそれが驚くような豊かな鳴りをしておりますので、ついつい弾き込んでしまうような楽しいギターです。
ヴィンテージらしく乾いたボディの鳴りが良く、ザクザクとストロークしても歯切れの良いサウンドも特徴です。
この時期は、ちょうど色々な仕様が切り替わる頃で、ボディサイズやヘッドロゴ、サンバーストのカラーやバインディングなど、同年代でも多少の違いが出る過渡期の製造ですが、本機は各部の組み合わせが、なかなか渋いマッチングで良い表情をしており、年式の割にはオリジナル度も高くて状態も良く保たれており、付属のケースもオリジナルかは不明ですが、かなり古い時期のチップボードケースが程度良く残されております。
このような状態の良さも有りつつ、なによりもこの豊かな生鳴りが弾いていて楽しいギターですので、このような古いギターが好きな方にはオススメの一本です!
気になる方は、是非お試しください!
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