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Rickenbacker Electro A-22 (1950年代)
¥858,000. (税抜¥780,000.)
- CONDITION:
- EX+++
- TOP:
- aluminum
- SIDE BACK:
- aluminum
- FINGER BOARD:
- aluminium
- BRIDGE:
- Original
- NUT WIDTH:
- 50mm
- BRACING:
- ー
- PICKGUARD:
- ー
- SCALE:
- 572mm
- BINDING:
- ー
- TUNER:
- GROVER G-98
- CASE:
- Tweed Hard Case

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最古のエレキギターとも言われる、リッケンバッカーのフライングパンで、レアな後期型のA-22の50年代製です。
ラップスチールギターは、現代ではマニアックな、弾き手を選ぶ楽器ではありますが、そんな中でもリッケンバッカーの「フライングパン」と呼ばれるこのモデルを「知っている」ギタリストの方は多いのではないでしょうか。
もちろん、楽器自体の詳細は解らずとも、そのファニーで愛らしいルックスと、アルミニウム素材で出来たその独特なスタイルは目を惹き、ピックアップを搭載した6弦楽器で「エレキギターの元祖」などとも呼ばれておりますので、雑誌やムック本などで目にした方も多いかと思います。
この、調理用フライパンのような形状からフライングパン(Frying Pan)と呼ばれる、このリッケンバッカーのラップスティールギターは1931年に開発され、1932年より販売が開始しますが、当時流行っていたハワイアンミュージック向けにラップスチールギターとして登場し、現代のエレキギターやフォークギターとは演奏スタイルの違いがありますので、ギターの歴史の資料の中だけでみるモデルかもしれません。
しかし、実際に現物をみると、ピックアップの構造、ボリュームやトーンの配線など、のちのエレキギターのスタイルが確立されていた事を感じさせる、なかなか面白い楽器です。
この、1932年より販売が開始されたフリングパンはスケールの違いで2タイプあり、25インチスケールのA-25と、22.5インチスケールのA-22がラインナップされております。
また、このモデルは製造中止や再登場を経て、少数ながらも50年代まで製造されておりますが、途中に細かな仕様変更が有り、今回入荷の本機は、仕様変更後の50年代頃の製造です。
こちらはシリアルナンバーが無い時期ですので、正確な製造年の特定は難しいのですが、ヘッドロゴがデカールになり、ホースシューピックアップが1-1/4インチと細くなったタイプで、TONEコントロールも追加された仕様を持ち、ボディーバックがベークライトの丸いカバーとなった後期のタイプですので、恐らく50年代の製造と推察しております。
一般的にフライングパンの画像が掲載される時には、登場時の初期のスタイルの事が多いので、本機を見ると、まずが6弦側に追加されたトーンノブが目を惹き、よく見るとホースシューピックアップのカバーが細く、後の4001ベースのピックアップと同じような見た目となっており、資料の写真と少し違うルックスが確認できると思います。
このモデルの裏面はあまり見る事は無いのですが、裏を見ると特徴的な丸いベークライトのカバーが目に付き、これで後期のスタイルだと判別し易いと思います。
恐らく、ハウリング防止の為に、アルミ素材で極力ボディを小さくした事で、このようなスタイルになったかと思いますが、ネックはラップスティールでは一般的なスクウェアーネックではなく丸いラウンドシェイプとなっており、指板面もスキャロップのような形状となっており、細部を見ていくとなかなか面白い造りをしております。
この現代でも通じるスタイルのホースシューピックアップと、古いオイルコンデンサーやCTSポットなどを用いた配線なども、ヴィンテージのエレキギターに通じるスタイルを持ち、小さいながらもアルミ素材を持つボディからのトーンは、アンプから出力すると、この小さな筐体からは想像も出来ない、野太く伸びやかなサウンドを奏でます!
ハワイアンミュージックを奏でるには素晴らしい楽器ですが、ブルース系のスライドギター奏者の方にも好まれるサウンド傾向ではないかと思い、気になる方には、是非お試し頂きたい上質なトーンを持っております。
付属のケースもオリジナルで、状態が非常によく残っており、この後期のスタイルでこのように状態の良い出物は意外と少なく、サウンドも現役で使用できる魅力的なトーンを持つヴィンテージですので、気になる方は、この機会にお試しください!!
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