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Pre-War Guitars Co. Model OM-28 Distress Level 1 (2018)
¥1,540,000. (税抜¥1,400,000.)
- CONDITION:
- NM
- TOP:
- Torrefied Adirondack spruce
- SIDE BACK:
- Brazilian Rosewood
- FINGER BOARD:
- Gabon Ebony
- BRIDGE:
- Gabon Ebony
- NUT WIDTH:
- 44.5mm
- BRACING:
- Scalloped X-Bracing(Forward Shifted)
- PICKGUARD:
- Tortoise
- SCALE:
- 645mm
- BINDING:
- Ivoroid
- TUNER:
- Waverly 4076 Relic
- CASE:
- Harptone Case
- OTHER:
- Distress level 1
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近年注目度が高まるプリウォーギターズの中でも人気の高いOM-28 Brazilian Rosewoodの中古品!
アメリカのノースカロライナ州で製作されているプリウォーギターズ!
本物のヴィンテージギターに引けを取らない貫禄あるルックスとサウンドで、ヴィンテージマニアからも大絶賛されているブランドです。
今回入荷のモデルは、素晴らしいブラジリアンローズウッドを用いた、OM-28モデルの2018年製中古品です!
明るい黄色の香ばしく焼けたトップの色味と柾目のサイドバック材も雰囲気抜群で、30年代初頭のオリジナルOM-28と見間違うほど貫禄のあるギターです。
トップ材のアディロンダックスプルースは、杢目が細かく詰まったとても美しい材が使われています。
黄色く焼けた質感、細かなウェザーチェックに加え、サウンドホール回りのストロークの跡、サウンドホール内側の磨耗、ピックガード周辺の弾き傷など、長年の愛用によって綺麗に弾き込まれたヴィンテージギターの雰囲気が演出され、迫力のある顔をしています。
トップのサウンドボードとボディ内のブレーシング材は、すべてトリファイド加工のアディロンダックスプルースが使われています。
スプルース材の中にはサップ(樹脂)が多く含まれていますが、サップは木の中の糖分で、焼くことによってそれが硬いレジンの結晶となります。ヴィンテージギターのトップは、経年変化で上記のような状態となりますが、トリファイドシステムでは木材を焼くことでヴィンテージギターと同じ状態を再現しており、この技術によりヴィンテージギターのように、香ばしいルックスと、スムーズで抜けの良い、カラッと枯れたサウンドを実現しています。
トップ外周のヘリンボーンは、PRE-WAR GUITARSの特注で、サイズ感をオリジナルに忠実に再現した寄木が使われています。
パターンが大きすぎず細かすぎず、中間の絶妙のサイズで、この細部がよくなることで、全体の雰囲気抜群です。
サイドバックはブラジリアンローズウッド。
とても色が濃く、センターストリップに沿ってラインが入る美しいブラジリアンローズウッドです。
ボディサイドのブラジリアンは完全な柾目で、近年ではなかなか見かけないトップグレードの材がセレクトされております。
ネックも厳選された良質な材で縦ストライプが美しく、梨肌のような杢目で密度の高い、ヴィンテージライクな良質のホンジュラスマホガニーが使われています。
30年代の、角ばったスマートなヘッド形状。素直でスッキリとした柾目のブラジリアンローズウッドのヘッドプレートはとても雰囲気の良い仕上がりです。
ヘッドのウェザーチェックやマッドな質感に加え、チューナーはウェバリーのバタービーンつまみののオープンバックタイプで、このレリック仕様のレトロなペグが、とても自然にはまっています。
指板&ブリッジには良質なガボン産の真っ黒いきめ細かなエボニーが使われています。
工房でオリジナルで切り出されたダイヤモンドインレイも味わい深く、黒い指板に涼しく輝きます。
オリジナル製作のピックガードも雰囲気抜群で、マーブルな模様と落ち着いたブラウンの色合いがリアルで、この鼈甲柄のピックガードがトップのカラーとピッタリはまり、このレトロな顔は見事です。
細部のディテールもリアルで、やや肉厚のVシェイプネックや細いネックヒールなど、各部にこだわりが感じられます。
ボディ内のサイドの割れどめの茶色いリボンや、フォアードのXスキャロップブレーシングのクロス位置のニカワが染み込んだ布の感じなど、ヴィンテージギター好きには嬉しい、非常にマニアックな仕上がりです。
ナット、サドル、ブリッジピン、エンドピンなどの細かいパーツも、エイジド加工が施され、レトロなテイストを演出しています!
(エイジド加工について)
エイジド加工のレベルは1,2,3,4とあり、数が増えるほど、ダメージの段階がヘビーになっていきます。
ダメージ加工は、PRE-WAR GUITARSの作り出す、枯れたヴィンテージサウンドにとって重要な要素です。
ベースとなるレベル1から、極薄のフィニッシュに、自然なウェザーッチェッキングを施すことで、塗装表面の張力を緩和して、より奔放で、開放的な自然な反応、ウッディで枯れたサウンドを得ることができます。プリウォーギターを弾いていただくと、楽器が自由に呼吸することを感じられると思います。
このギターはレベル1で、軽度なダメージを再現しております。
細かなウェザーチェッキングが走った、経年したような極薄の塗装で、傷等の再現は少なく、本当に綺麗なミントコンディションのヴィンテージマーチンのような質感です。
ナット幅は44.5mm。
伝統的なダブテイルジョイントで接着にはニカワが使われ、塗装は極薄のニトロセルロースラッカーです。
薄い塗装が木に馴染んだ風合いで、ややマッドな仕上げなので、新品を持っている感じがしません。
握りやすいヴィンテージMARTINスタイルのマホガニーネックも、サラサラと手に馴染みやすく、良い感じです。
貫禄のあるルックスにふさわしく、出てくるサウンドも素晴らしいです。
今まで新品のギターではなかった、ヴィンテージそっくりなスムーズな反応で、PRE-WARのギターは枯れた質感が特徴的で、今一番ヴィンテージギターに迫った音を出していると思います。
ウッディで太い出音に加え、戦前のオールドに感じる木材が引き締まった質感、すっきりと乾いた澄んだ響きを近年製でも出している驚きのクオリティは、ヴィンテージ好きにもルシアーギター好きにもオススメです。
オリジナルのOM-28を弾いたことが経験のある方は、あの強烈なサウンドは忘れられないと思いますが、このPre war GuitarsのOMは本当にオリジナルのOM-28に近いサウンドです。
低音の図太さやハリのある高音、ストロークした時のボディの鳴りは圧巻の一言です。
極薄のラッカーフィニッシュに、細かいウェザーチェッキングを施したこの素晴らしい外観、熱処理された特別なアディロンダックスプルースの抜けの良い音、ニカワ接着によるオープンでしなやかな自然なサウンド。現代の技術で、ようやくここまでヴィンテージギターに近い物が再現出来るようになりました。
ヴィンテージギターがお好みな方にも、今一番自信を持ってオススメ出来るルシアーギターです!
製造は2018年製の中古品で、ハードケースがボブレンに替わっておりますが、新品時よりエイジド加工が施されたモデルで、後で付いたような大きな傷や割れは無く、恐らく年式の割にはそれほど使い込まれていない個体かと思います。
ハカランダのプリウォーギターズは中古での出物も少なく、お勧めの一本です!