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Martin 0-21 (1920)

¥1,650,000. (税抜¥1,500,000.)HOLD

CONDITION:
EX+++
TOP:
Adirondack Spruce
SIDE   BACK:
Brazilian Rosewood
FINGER BOARD:
Ebony
BRIDGE:
Ebony / Pyramid Style
NUT WIDTH:
47.8mm
BRACING:
Scalloped Bracing
PICKGUARD:
SCALE:
632mm
BINDING:
Brazilian Rosewood
TUNER:
Original
CASE:
Non Original Light Case
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BLUE-G
ブルージーコーポレーション
03-6273-7585
blue-g@blue-g.com

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1920年製0-21ハカランダ!とにかくよく鳴ってくれます!!

ナイロン弦から鉄弦時代への過渡期で、まだナイロン弦時期の薫りを色濃く残す20年製造の0-21です。
小柄なシングルOサイズで、この時期ですので12フレットジョイント、スロテッドヘッドにピラミッドブリッジの伝統的な美しいスタイルを持つギターで、スタイルも定番の18や28ではなく21と、なかなか通好みなモデルです。

トップはびっしりと目の詰まったアディロンダックスプルース。
ヘリンボーン模様のロゼッタにピラミッドブリッジ、ローズウッドウッドのバインディングにウッドパーフリングが入った素朴なスタイルで、ヴィンテージ特有の、木材に馴染み込むように薄く痩せ、色焼けしツヤの落ちた塗装面からも、年月を経たギターだけが持つ、貫禄のルックスです。

サイドバックは、柾目の素晴しいハカランダ。
丸太から切り出されていた時代の、鋸の引き跡が確認できるオールドグロウのハカランダで、古材らしい色の醒めて古びた木肌が渋く、トップと同様にローズウッドのバインディングやバックストリップのヘリンボーンなど、味わい深い風合いです。

ヘッドはバックに刻印が有るスロテッドヘッドで、緻密な木目のマホガニーネックには21スタイルですのでボリュートが無く、ハカランダの指板には小さく可愛らしいスプリットダイヤモンドのインレイが、5、7(ダブル)、9フレットに入っております。
ネックのグリップは、クラシック弦時期の名残でしょうか、ナット幅は47.8mmと幅広で、極端なVネックがこの時期らしいグリップ感です。

こちらは100年以上前の1920年製で、この時期はナイロン弦を張る事を前提に製造されておりますので、弦はコンパウンド弦にて調整、セッティングしております。
このような20年代から30年代半ば辺りまでのナイロン弦仕様のMartinは、強引にライトゲージなどの弦が張られて状態が悪くなってしまった個体も多いのですが、今回入荷のこの0-21は、かなり良好な状態で残っております。
ナットやサドル、ブリッジンなどの消耗パーツの交換は有りますが、交換されてしまう事も多いバーフレットや、ボディ内のブリッジプレートもオリジナルで残っております。
クラック等は、サウンドホール下からブリッジへ、6弦の下辺りにクラック跡、トップ6弦側括れ部の縁にもクラック跡が、
トップセンターにもクラック修理跡が有ります。

ナイロン弦から鉄弦時代への過渡期らしい、軽やかさと音の太さのバランスが絶妙な素晴らしいトーン!
この小さなサイズですが、深く豊かで十分のボリューム感があり、ボディ全体から生まれる枯れたトーンが最高です。
レスポンスが良く、繊細なタッチでつま弾いてもストレスなく美しく響き、いつまでも弾き続けてしまうギターです。

手にすると非常に軽く、木材の感触が手に伝わる感触は、長い年月を経たヴィンテージならではの質感で、そこから奏でられる味わい深いトーンは格別です!
この後、30年代半ば頃からスティール弦仕様が標準化される以前の時期は、軽いタッチでもボディがブワッと響く、独特な鳴りが有り、この1920年製の0-21も。そのようなブリウォーマーチンの魅力を堪能出来るすばらしい一本です。
気になる方は、ぜひお試し下さい!!