Sergei de Jonge SSS Standard (2018)

 

CONDITION:
NEW
TOP:
Bear Claw European Spruce
SIDE   BACK:
Exotic African Ebony
FINGER BOARD:
Ebony
BRIDGE:
Ebony
NUT WIDTH:
44.2mm
BRACING:
Original X-Bracing
PICKGUARD:
Clear
SCALE:
648mm
BINDING:
Birdseye Maple
TUNER:
GOTOH 510
CASE:
Original Hard Case
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BLUE-G
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カナダのルシアー、Sergei de Jonge のSSS!
当店で昔から扱っているルシアーですが、最新作が届くたびにスタッフ一同感銘を受けるルシアーの一人です。
TOPはベアクローヨーロピアンスプルース。材の全体にベアクローが入っており、とても美しいルックス。
材自体をよく見ても、とても細かい繊維で、上質なスプルースです。
S/Bはエキゾチックアフリカンエボニー。黒と白のコントラストが美しく圧巻の杢目です。
フィギュアドの杢目も綺麗に入っており、サーゲイらしい素晴らしい材だと思います。
サイドのトップ側にもサップが入り、どこから見てもこの材の杢目を楽しめます。
同じくエボニーのヘッドプレートにGotohの510チューナー。
シャーラーやシャートラーのチューナーを使うことが多いので、Gotohのチューナーはレアな仕様だと思います。
チューナー自体はツヤなしのゴールドで、つまみは黒です。
指板、ブリッジはエボニー。指板はポジションマークのない仕様です。
ブリッジには2トーンカラーのエボニーが使われ、とてもシックな雰囲気になっています。
サウンドホール周りのロゼッタもとても美しく、メイプルやローズウッド、真ん中の太い所にはバーズアイのメイプルが使われています。
ボディのパーフリングはロゼッタ同様の木が使われ、ボディのバインディングにもバーズアイメイプルが贅沢に使われています。
フィギュアドメイプルのバインディングを見かけることは多いですが、このバーズアイメイプルはあまりないのではないでしょうか。
ボディのエンドピースにもバーズアイメイプルが使われ、材だけではなく、ギター全体が白と黒の組み合わせで美しいデザインです。
材自体やデザインセンスも抜群なのですが、何よりその雰囲気をさらに良くしているのでがフレンチポリッシュの塗装だと思います。
ラッカーとは違う独特な質感で、塗装がとても薄く、ラッカーよりもっとマイルドな外観の印象になります。
サウンドの面でも木の鳴りがダイレクトに感じられるようになり、よりオープンに音が広がります。
ナット幅44.2mm。ネックのマホガニーもうっすらとフィギュアドの杢目が出ています。
このオープンな鳴りで美しいサウンドには多くの方が感銘を受けると思います。
低音が太いのに軽やかな出音、他のルシアーにはない存在感のある中域、ピュアなプレーン弦の響き。
デザイン、外観、サウンドのどれを取っても世界最高のルシアーの一人だと思います。
どのコードを押さえても出したいニュアンスが正確に出ますし、プレーン弦の音の伸び方はとても透明感があり、綺麗です。
このエボニー自体珍しい材ですが、少し重量があり、音的には少し硬質だと思いますが、全くブラジリアンローズウッドに引けを取らないと思います。
優れたルシアーはどの材を使っても自分のトーンを正確に出せ、材による優劣の差がほとんどないと思います。
今では多くのメーカーやルシアーギターがありますが、この唯一無二の素晴らしいサウンドのギターを作れるサーゲイは本当にすごいと思います。
本当に良いギターというのは音のことをコメントに書くことが難しいので、機会があれば是非弾いてみてください。
一生物と呼ばれるギターがどのような物か実際に感じて頂きたいと思います。