FINE ACOUSTIC GUITAR SHOP Blue-G ACOUSTIC GUITARS HERE!!5F OPEN TUE - SAT 11:00 - 8:00 SUN ・ HOLIDAY 11:00 - 7:00 CLOSE : MONDAY TEL 03-5283-7240
Shop Information

Blue-G Corporation

ブルージーコーポレーション

東京都千代田区神田小川町3-1須田ビル501号

TEL:03-5283-7240 平日:AM11:00~PM8:00 日祝日:AM11:00~PM7:00【定休日】月曜日 blue-g@blue-g.com
All Instruments Martin Gibson Luthier's Guitars Other Brands Other Instruments Case & Accessory

フランクリン・ギターと言えばまだルシアーという言葉が知られていない80年代から90年代初めに、ステファン・グロスマンやジョン・レンボーンが使用して一躍有名になった伝説のギターです。
OMモデルや、プレーリーステートタイプのジャンボモデルを中心に、とても評価も高く、中古市場でも人気が高いです。
フランクリンを製作していたニック・クーキッチ氏は90年代半ばに急に製作を辞めて姿を消し、フランクリン・ギターは謎に包まれていました。
ブルージーでは、ステファン・グロスマンから、ニックが製作を再開したと聞いていたので、彼の動向に注目していました。
2011年のヒルズバーグギターショーで、ニックと奥様のジーニーさんに逢い、新しいフランクリン・ギターを弾かせてもらい、そのサウンドと演奏性の素晴らしさに驚きました。
とくにインディアンローズウッドのジャンボボディのモデルは、音がオープンで、とても抜けが良く、甘い倍音が豊かで、フィンガーピッカーにオススメです。
ヒルズバーグの会場で、ギターをオーダーして以来、年に2〜4本ペースで、ブルージーのカスタムオーダーギターや、お客様の個人オーダーギターをコンスタントに輸入しています。

【製作モデル】

OM
OM cutaway
オープンなトップの反応。ハイポジションまで伸びやか。ウッディで音の角が丸く、とてもマイルドで、甘く倍音豊かなトーンが特徴的。
ー 昔のモデル名 ー
OM-1:コアサイドバックモデル
OM-2:ローズウッドサイドバックモデル
OM-3:ブラジリアンローズウッド
OM-5:ブラジリアンローズウッド + アバロンロゼッタ&トップパーフリング、ファンシーインレイの最上級モデル
Jumbo
Jumbo cataway
ステファングロスマンのギターを元に改良された、16.77インチのジャンボボディ。
トップの面積が大きく、豊かな音圧が特徴的です。OMのサウンドをより深く、低音を豊かに鳴らし、サスティーンの効いたトーンです。
「プレーリーステートはラーソン・ブラザーズのブランドの一つで色んな形があったのです。私のジャンボはそのうちの1つのシェープと同じだったのです。ステファンのギターはもともとアーチトップギターだったものをリトップしたギターだったので形が少し違うのです。1990年頃彼のギターのトップが沈んでしまったので、リペアするために私にギターを送ってきました。私はブレーシングをやり直してリペアしました。彼のギターの形が私の形よりもエレガントだと思ったので、そのギターのシェープのテンプレートを作り私のモデルも変えたのです。私の昔のシェープはボトムが平らだったのですが、ステファンのギターはボトムに丸みがあったのです。」
D
Slope shoulder D
ドレッドノートモデル。
Slope shoulder D は なで肩のニューモデル。
12弦モデル レッドベリーのステラを再現したモデル。ステファン・グロスマンや打田十紀夫氏の使用で有名な12弦モデル。
※ 材のアップグレードオプション
トップ材:ヨーロピアンスプルース (伐採されて30年から40年を経た古材)、アディロンダックスプルース、シダー&レッドウッド
サイドバック材:マホガニー、コア、インディアンローズウッド、マダガスカルローズウッド、ブラジリアンローズウッド

【フラクリンの歴史】
フランクリンを製作しているニック・クーキッチ氏は、1971年にロバート・マーシュというギター製作家に出逢います。ロバートは今のロバート・ベンの前身だったワン・ロバートというギター製作学校でギター製作を学びました。ロバートからギター製作の手ほどきを受け、ニックは最初のギターを製作します。
「彼が作ったギターが素晴らしかったので買おうと思ったら、同じ値段でギターの作り方を教えてくれると言ったのです。木工の経験などなかったのですが良いチャンスと思い、その街に滞在して彼のもとでギター製作を学びました。最初に作ったギターはドレッドノートのはずだったのですが、洋ナシみたいな形になってしまい見かけはひどいギターでしたが素晴らしいサウンドがしました。そしてギター製作にはまってしまったのです。ロバートが両親の住んでいるデトロイトに引っ越したので、私もデトロイトについていきました。そして大学に通いながら彼の両親の家の地下で夜ギターの製作を続けたのです。当時大学に通っていれば徴兵されなかったのです。」
ニックは、最初のギターを作って間もなく、デトロイトの楽器店で働きます。戦前のアコースティックギターを専門に扱っていたので、古い楽器に触れる機会に恵まれ、修理をすることで、知識と技術を磨くよい経験となりました。
1974年にフランクリンギターを設立。ミシガン州のフランクリンという街のフランクリン通りに工房があったことにちなんで、フランクリン・ギターと命名されました。
「ローレンス・オストローという男がマーティンのオリジナルOMを持ってきました。彼はOMを作れるなら売れるから一緒に会社を作ろうと提案しました」
フラクリンは70年代当時、MARTIN社より先駆けて戦前のOMモデルを再現していました。
オリジナルのOMモデルの再現を目指して、スペックにこだわり、ボディの形状や、ネックのサイズ、ブレーシングをコピーするなど細部のディテールを大切にしました。戦前と同じく、材にもこだわりトップ材にアディロンダックスプルース、サイドバック材にブラジリアンローズウッドを使います。
MARTIN社がエリックショーンバーグをきっかけに1977年からOM−45モデルの製作を再開しましたが、材の組み合わせとして、アディロンダック&ブラジリアンの再現はゴールデンエラシリーズ以降、ブレーシングなど細部の再現は、オーセンティックシリーズ以降なので、フラクリンのアプローチは時代を先取りしていたと言えます。
80年代に入り、パンクやテクノのブームで、アコースティックギターの需要が落ちました。リペアが仕事の中心になりましたが、転機が訪れます。
1982年頃、ステファン・グロスマンがツアーの途中に立ち寄ったソルトレイクシティーの楽器店で、フラクリンが製作したジャンボモデルを試奏しました。フランクリンのジャンボモデルはグロスマンが大好きなプレーリーステートに似ていたので気に入り、ニックに連絡が入り、ジャンボモデルと同じ形で、OMの厚さのギターをオーダーしました。
グロスマンはそのギターをとても気に入り、ツアーやレコーディングで愛用しました。
ステファンが最初のギターを受け取ってプレーするようになって、すぐにジョン・レンボーンからもオーダーが入りました。ジョンはOMをオーダーしました。
「2人はそれから10年余りフランクリン・ギターを持って世界中をツアーしたので、おかげでオーダーが沢山入ってきて、またフルタイムでギター製作を始めたのです。」
フランクリンギターの人気が高まり、1993年、ポートランドへ引っ越し、1900年初期に建てられた納屋がついた家を工房にしました。
「ポートランドに移ってから、弟を雇ってそれからアシスタントも1人取って4人で製作していたのです。オーダーが溜まってきて3年以上のバックオーダーだったのです。ところがスタッフが急に次々と辞めて行ってしまい製作が追いつかなくなってしまったのです。顧客から催促の電話や怒りの電話が頻繁に入るようになりパニックしてしまいました。私はプレッシャーに耐えられなくなり電話に出ず手紙も開けず全てを避けるようになり、ついに製作を辞めてしまいました。薬物にも手を出してしまいどん底まで落ちてしまったのです。」
1995年に急に製作を辞めて姿を消してしまった謎の真相はこういうことでした。
「2000年に、きちんとリハビリを受けて完治することが出来ました。リハビリを終えて何をしようか考えていたら、甥に上げたギターが$8500で売れたと聞き、自分がギター製作家だったことを思い出したのです。」
2001年 ポートランドの工房で、製作を再開。
「製作を再開して一番最初のギターはステファン・グロスマンのブラジリアン・ローズウッドのOMでした。私が製作を辞めてコンタクトが取れなくなった時、多くの人がステファンに連絡したので彼に随分と迷惑をかけてしまいましたからね。今でも年に2,3本は90年代にもらったオーダーのギターを作っています。2011年のヒルズバーグで展示していたコアのジャンボ・カッタウェーはスウェーデンの顧客が1994年にオーダーしたギターなのです。」
2004年 ミズリー州に引っ越し、現在は自宅の工房で、奥様のジーニーさんと二人で、年間12本から15本のペースで製作しています。

【インタビュー】
ー 製作方法について教えてください ー
「ロゴのFだけは外注でCNCでカットしていますが、ギター製作は全て手作業です。妻のジーニーと手分けして作業しています。ジーニーがサイドを組み立てカーフィングやブロックを接着しています。それから彼女が接着したバックに私がブレーシングを付けています。私はトップにブレーシングを接着しどこまで削るか印をつけてジーニーがブレーシングを削るのです。彼女がブレーシングを削った後、私がチェックして最後の調整をします。私がフィニッシュを噴き彼女がポリッシュします。指板のインレイはジーニーがやっています。上手く分業出来ているでしょう。」
ー フランクリン独自のブレーシングパターンはどのように生まれたのですか? ー
「74年に製作を始めたときはオリジナルのOMのブレーシングをそのままコピーしていました。製作を続けて行くうちに細かいところを色々と変えて行きましたが、一番大きな変更は1993年ポートランドに移った時ですね。言葉で説明するのは難しいのですが、ボディーの指板の下のタング・ブレーシングはトップの振動を妨げていると思ったので、ネックブロックからXブレーシングに向けてAの形のブレーシングを取り入れました(写真参照)。この新しいブレーシングによってトップの上部が振動するようになりサウンドが大幅に改善されました。」
ー 使用する接着材は? ー
「タイトボンドとニカワの両方を使っています。ブレーシングはニカワで接着しています。ボルトオンのネックもさらにニカワで接着しています。フレットもニカワを入れてから打ち込んでいるのです。バック、指板はエポクシーを使っています。」
ー フィニッシュはどのように? ー
「トラディショナルなニトロセルロース・ラッカーです。トップは下地にフレンチポリッシュを施してからラッカーを噴くのです。トップにフレンチポリッシュを施すようにする前は7回ラッカーを噴いていましたが、今は4回だけ噴いています。おかげでフィニッシュを薄く出来るのでサウンドも向上されました。」
ー 好きな材の組み合わせを教えてください ー
「OMはジャーマン・スプルースとブラジリアンローズウッドの組み合わせが好きです。ボディーの大きいギターはインディアンローズウッドでもいいと思います。ブラジリアン・ローズウッドは入手が困難になってきていますが幸い良い材のストックを持っています。」
ー ギター製作で最も重要なポイントは何だと考えますか? ー
「全てのパーツがピッタリとフィットするということですね。パーツがピッタリとフィットしないと不必要なテンションが生まれサウンドを損なってしまうのです。無理に押し付けて接着したりたらダメなのです。全てがパーフェクトにフィットしないといけないのです。ハンドメイドだから出来ることなのです。長年やっているとこれが常に自然に出来るようになるのです。常に同じハイクウォリティーのギターを製作することも重要だと思っています。」
ー 新しいフランクリンと昔のフランクリンの違いについて教えてください ー
「エンドブロックは2インチx3 1/4インチなのですが、昔のギターはブロックの表面が全てトップに接着されていました。新しいギターはブロックのボトムの部分が丁度ライナーの幅だけトップに接着さているだけなのでトップがより振動するようになっています。色んな意味で新しいフランクリンギターのサウンドは昔のギターよりも優れていると思っています。」

【フランクリンギターを愛用するミュージシャンと使用モデル】

打田十紀夫 Jumbo cataway マホガニーサイドバック
製作が中断する前に、オーダーされていたジャンボ・カッタウェーモデルで、「彼も10年以上待ってくれました。」とは、ニックの感謝の弁です。
ステファン・グロスマン Jumbo 1982 ブラジリアンローズウッドサイドバック 《オーダーで製作した一本目》
Jumbo cataway 1989 インディアンローズウッドサイドバック
Jumbo cataway 1990 コアサイドバック
OM ブラジリアンローズウッドサイドバック 《フランクリン製作再開後の一本目》
ジョン・レンボーン OM ヨーロピアンスプルーストップ/ブラジリアンローズウッドサイドバック
ウッディー・マン Jumbo cataway ウエンゲサイドバック 《三角のブルッジピンや、アイスクリームコーンのヒールなど、レトロな19世紀ギターのようなテイストのカスタムモデル》
「彼のギターは1本だけ特別に作ったユニークなカスタム・モデルで「マン」と呼んでいます。彼からは細かいリクエストが何もなかったので、彼のプレースタイルやミュージックを念頭に置いて製作したのです。彼はメープルのギターが好きだったのですが、メープルとサウンドが似ているウエンゲを使いました。サイズは17インチのジャンボで厚さはOMと同じ、カッタウェーは現在ジャンボに使っているカッタウェーです。そしてデザインもユニークなものにしました。ヘッドはピンク・アイボリーというアフリカの材、ロゼットはエボニーとアイボリー、ブリッジピンはトライアングル、ユニークなブリッジ、ネックはメープルでマイカの粉を使ってメタリックグレーにしました。色んなことを試すフリーダムがあったのでとてもエキサイティングなギターでしたね。」
アル・ディメオラ OM ジャーマンスプルーストップ/ブラジリアンローズウッド
「70年代に当時のパートナーのオストローが彼のサウンドチェックにギターを持って行ったのですが、とても気に入ってくれてサウンドチェックでずっとそのギターを弾いたそうです。デモ・モデルだったのですが、どうしてもそのギターが欲しいと言ったのでそれが彼のギターになりました。レコーディングで使ってくれていました。」
ラリー・コリエル Jumbo cataway ヨーロピアン・スプルース/インディアン・ローズウッド
「彼はこのギターでDragon Gateという素晴らしいアルバムをレコーディングしたのですが、ステファン・グロスマンのシェネキー・レーベルだったので残念ながら絶版になって手に入らないのです。彼のギターはシアトルで作ったから80年代後半ですね。」

Photos


フランクリン工房

1984製作のOMモデル

1974年製作シダー/ハカランダ
初めて製作したギター

フランクリン工房

フランクリン工房

フランクリン工房

フランクリン工房

フランクリン工房

フランクリン工房

フランクリン工房

フランクリン工房

フランクリン工房

フランクリン工房

フランクリン工房

フランクリンのブレーシング
(【インタビュー】ブレーシングの項参照)

2011年ヒルズバーグギターフェスティバル

2011年ヒルズバーグギターフェスティバル

2011年ヒルズバーグギターフェスティバル

2011年ヒルズバーグギターフェスティバル

2011年ヒルズバーグギターフェスティバル

2011年ヒルズバーグギターフェスティバル
マーク・ハンソン

2011年ヒルズバーグギターフェスティバル

2011年ヒルズバーグギターフェスティバル

2011年ヒルズバーグギターフェスティバル

2011年ヒルズバーグギターフェスティバル

2011年ヒルズバーグギターフェスティバル

2011年ヒルズバーグギターフェスティバル

ウッディ・マン 所有

ステファン・グロスマン所有

ステファン・グロスマン所有

ステファン・グロスマン所有

ステファン・グロスマン所有

ステファン・グロスマン所有

ステファン・グロスマン所有

ステファン・グロスマン所有

ステファン・グロスマン

ステファン・グロスマン
   

Archive List

 (当店で過去に販売したものです。オーダーされる場合のサンプルとしてお役立てください)
ブランドモデル年式TopSide & BackNo.
FranklinOM1979German SpruceBrazilian Rosewood 161287
FranklinJUMBO2016European Spruce Indian Rosewood 161002

販売中の商品はこちら

 (このページに戻る場合はブラウザの『戻る』ボタンをクリックして下さい)